転職で面接対策を行うときには、志望動機や質問への受け答え、話し方に注目が注がれるが、身だしなみも重要なポイントだ。特に人と接する介護業界では、見た目の印象は軽視できないので、ここでは面接における身だしなみについてアドバイスをしたい。まず服装については、モノトーンのスーツと白や淡い色のシャツががおすすめだ。カジュアルな服装で構わない場合でも、デニムや派手なカラーは避けて、清潔感を重視したい。アクセサリー類は極力控えて、靴はきれいに磨いたものを履くこと。足元は意外と目につくので、くたびれたスニーカーや革靴を履くのは避けたほうがよい。

次にヘアスタイルとメイクは、ナチュラルを意識したい。寝癖を直したり、長い髪は一つに束ねたりして、顔周りをスッキリと見せる。また、女性は血色が良く見えるようなメイクを意識し、ポイントメイクでは肌なじみのよい淡い色を選択することをおすすめする。鮮やかな口紅やアイシャドウは、キツイ印象を与えてしまうので、面接では好ましくない。

強い香を放つ香水や個性的な色味のネイルはNG。強い香りの香水は、介護に限らずどんな職種においてもよい印象を与えない。それに華美なネイルも清潔感とは結びつかないので、どうしてもしたい場合は、無色のものかベーシュ系の薄いカラーにしておくとよいだろう。服装やヘアメイクは個性をアピールする要素だが、TPOを考えないと逆にマイナスのイメージを相手に与えてしまう。面接では、特にちょっとしたことが合否に影響するので、万全を期すためにも、最低限上記の注意点は抑えることが重要だ。